

5. 英国のロココ
18世紀の英国では、フランスから流入したロココ様式が、そのまま受容されたのではなく、
「ロココ+東洋趣味+ゴシック」を組み合わせた、多様で創造的な装飾文化として発展した。
英国のロココは、家具デザインの分野で特に発展し、
トーマス・チッペンデールはデザイン図案集を出版することで家具のブランド化と商業化を推進した。
また、中国趣味(シノワズリ)を独自に再構築し、さらに中世趣味であるゴシック様式とも融合させた。
この反動として、18世紀後半には「理性」と「古代への憧れ」を重視する新古典主義が台頭する。
ロバート・アダムの登場によって、英国の室内装飾は新たな段階へ進んでいく。
はじめに:イギリスのロココ
①フランスロココ様式の「翻訳」
②チッペンデールとブランド商業化戦略
③シノワズリ - オリエンタルファンタジーを再構築
④ロココ様式とゴシック
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